平成23年12月に、以下の陳情を行いました。

 

署名にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

公費負担による母乳検査実施のための意見書提出についての陳情

陳情項目

母乳育児を行う母親に対し、母乳中に含まれる放射性物質含有量の分析を公費負担で実施していただけるよう国に対して意見書を提出していただきたく陳情いたします。

陳情の理由、経緯等

 現在、母子手帳には妊婦健診のための補助券が14枚付帯しており、妊婦健診14回分についての公費負担制度があります。

 出産までの助成制度はありますが、出産後の母親に対する助成制度はありません。

 

 福島第一原子力発電所事故後、関東に住む母親の母乳中からもたびたび放射性物質が検出されました。

横浜市内においても、母乳育児を行う上で、「私の母乳は安全なのだろうか?」と疑問を持つ母親は少なくありません。

 母乳分析を実施している分析機関を探せなかったり、費用が高額なので分析をあきらめたりして不安の中で母乳育児を続ける母親もいます。母乳が心配なので人工栄養に切り替える母親もいます。心安らかに母乳育児の歓びを実感できる環境だとは思えません。

 

 母親たちの精神的不安を軽減させ、少しでも明るい気持ちで日々の母乳育児が行えるように、母乳中に含まれる放射性物質の分析を行うための助成制度を整えていただきたく、横浜市会より国に対する意見書の提出を求めます。